【レポート】日本代表選考強化合宿@宮城県石巻市

2022年7月23日から24日の2日間、宮城県石巻市にて2nd World Deaf Rugby Sevens Championship出場に向けて日本代表選考強化合宿を行いました。

▼7月23日(土)
当初の計画では午前中に小学生デフキッズを対象としたデフラグビー体験会を開催予定でしたが、同じ週に記録的大雨等による天候不安定と新型コロナウイルス新規感染者が過去最多を含む感染拡大のため、体験会は中止となりました。

次回こそは無事開催されることを願っています。

午前中は22日から前泊していたメンバーでセイホクパーク石巻(石巻市総合運動公園) 石巻フットボール場〔以下「セイホクパーク石巻」という〕にて軽めの練習を行いました。午後からは当日組と合流し、体力測定やダウンボール、戦術の理解を中心に進め、最後は恒例のフィットネスで締めました。

株式会社ミカレア様(代表取締役社長 大谷和由)より「ミカレアのパラミロン」と「Quartet Care(カルテットケア)」をご提供いただき、練習後の疲れに、回復系のゼリー飲料「Quartet Care(カルテットケア)」でケアをおこないました。

▼7月24日(日)
2日目は仙台市を拠点に活動する社会人クラブのS.R.C(仙台長町ラグビークラブ)さんとセイホクパーク石巻にて合同練習を行いました。

S.R.Cの選手に独自のイヤホンシステム※を付けてもらい、コミュニケーションが取りづらい環境の中でプレーして頂きました。さらにレフリーには笛ではなく赤い旗を代用してもらい、より目から情報を集める力が必要になるというデフラグビー体験をタッチフット形式で実施しました。

イヤホンシステム
当連盟理事が独自で研究・開発したシステム。
屋外スポーツでも聴覚障がいの疑似体験(声でのコミュニケーションが取りづらい状況を体験)できるように試行を重ね開発しました。現在日本ではデフラグビーでしか体験出来ない画期的なシステムです。 

体験者からは「周囲の声がはっきりと聞こえず、普段より良く周りを見るようになった」という感想が寄せられました。

最後は練習試合を行い、合宿でやってきた練習の中で通用した部分、課題点などが分かり、次につながる形で合宿を締め括りました。

今までは関東と関西を中心に合宿を開催してきましたが、当連盟に在籍している宮城県在住の選手より、ぜひ石巻市で合宿を行いませんか?という一言から始まり、石巻ラグビーフットボール協会様からのご助力いただき、初めての東北地方での合宿を無事に開催することができました。

決して認知度が高くないデフラグビーですが、スポーツ振興基金助成を受けて、東北地方で開催することで、未来のデフラガーマンの発掘や社会人クラブ、一般人に知ってもらうなど多くの方と関わる良い機会となりました。

最後に合宿開催にあたり多大なるご協力を頂きました石巻ラグビーフットボール協会様には感謝申し上げます。

【協力】
石巻ラグビーフットボール協会
S.R.C(仙台長町ラグビークラブ)

【商品提供】
株式会社 ミカレア

【協賛企業】
三機工業 株式会社

【助成金】
スポーツ振興基金助成

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