【レポート】タグラグビー教室 in大阪府立堺聴覚支援学校

2024年2月1日大阪府立堺聴覚支援学校で、小学部(1~6年生)にタグラグビー教室を行いました。

【ボールリレー】
 1列に並んで、ボールを頭の上や足の間で渡していって、ボールを渡した人は後ろに回っていくリレーです。ボールは楕円球で慣れていない形なので、このリレーをすることで、ボールの持ち方や扱い方に慣れてもらうために行いました。ラグビーボールに初めて触った子どもたちが多かったけれど、スムーズに回すことができていました。子どもたちは笑い声を響かせながら走っていました。

【タグ取りゲーム】
2パターンのタグ取りゲームを行いました。
・二人一組で、手をつないで相手のタグを取る。(手つなぎタグ取りゲーム)
・チームに分かれて、みんなで相手チームのタグを取る。(チーム対抗タグ取りゲーム)
タグを取る楽しさを知って、休憩している間も子ども同士で取り合っていました。

【通り抜け鬼 トライを目指せ!】
 低学年(1~3年生)は一人でボールをもって鬼(ディフェンス)にタグを取られないようにかわしながら、トライを目指す練習を行いました。上手にスイスイ抜いていました!
 高学年(4~6年生)は三人一組になってパスをしながら、鬼(ディフェンス)を抜いていく練習をしました。ラグビーでは、ボールを前にパスしてはいけないのですが、子どもたちは、鬼(ディフェンス)に捕まらないようにするために、ついつい前に投げてしまっていました。それでも、チームで協力してトライすることができました!

【コンタクト】
 選手が持っているタックルバックにぶつかる体験をしてもらいました。
ラグビーといえばぶつかるのはプレーです。子どもたちは何度も何度もぶつかる体験をしました。

【ラインアウト】
 ボールがサイドラインから出てしまったときに再開するためにするプレーです。(タグラグビーでは選手をあげません。)子どもたちをあげている人は二人とも180cmを超えているので、子どもの目線は3mぐらいになるので、いつもの約2倍近くの高さになります。子どもたちはあげられるまでずっとドキドキしていました。

【スクラム】
 ラグビーの代表的なプレーです。子どもには、スクラムの真ん中(フッカー)に入ってもらい、体験をしてもらいました。「肩が痛い。」「せまい!」と言いながら、「もう一回やりたい!」という声がありました。

【子どもたちの感想】
・タグラグビーは難しかったけど、チームでタグの取り合いは楽しかったです。ほとんどとられてしまったけど、
 1つだけ取ることができました。
・みんなでラグビーボールを回すことが楽しかったです。いろいろなことを教えてくれて
 ありがとうございました。
・タグラグビーのおにごっこが楽しかった。でもまけました。2人でタグを取り合うゲームがおもしろかった
 けど、むずかしかった。
・教えてくれてありがとうございました。またきてくださいね。僕はタグ取りをしたことが一番楽しかった。
 次は試合をしたいです。もし試合があったら、がんばってね。おうえんしてるよ。
 ゆうしょうがんばってね。
・スクラムが一番楽しかった。タグをみんなで取るのがおもしろかった。ぼくのチームが1ばんです。
 20才になったらラグビーをしたいです。うまくできたらハイタッチしてくれたのがうれしかった。
 来年も来てください。
・はじめてラグビーをして、できるかどうか心配だったけど、実際にやってみて楽しかったし、学べることも
 あって楽しかったです。普段ではできない体験もさせてもらえたし、何より日本代表と会えて
 うれしかったです。これを機にラグビーに興味を持ちました。

【最後に】
 ラグビーと聞くと、ぶつかったりタックルしたりとプレーが激しい印象があると思います。しかし、タグラグビーはぶつかるプレーがなく、子どもも大人もラグビーを楽しめるようにルールになっています。ディフェンス側は、タックルの代わりに、攻める側のボールを持っているプレイヤーが身に着けているタグを取ることで、相手のプレーをとめることができます。接触プレーがないので、小学校の体育の授業でも取り上げられています。

みなさんも私たちといっしょにタグラグビーをしませんか。

タグラグビー教室の依頼お待ちしております。

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