フィジー遠征チームは、13日午前、首都・スバのアルバート・パークにてフィジー・デフチームと対戦した。
懸念されたサイクロンの影響は限定的で、熱戦が展開された。
第一試合 日本12 フィジー20
第二試合 日本12 フィジー5
日本チームは対フィジー戦の初勝利となった。
試合の後、ツアーメンバーたちは、アフターマッチファンクション(試合後の交流会)会場へ早々にむかい、その夕食会に振る舞われる“ロボ(LOVO)”と呼ばれる郷土料理の仕込みを一緒に行い親睦を深めた。
バナナの葉に包んだ食材を、焼いた石と土に埋め2時間待つこの料理は、特別な時にしか行われないもので、出来上がりを待つ間に、関係者の親密度は更に高まった。
セレモニーでは、両チームの健闘を称え合った後、木の根を粉にして溶かした飲み物“カブァ(KAVA)”と日本酒を飲み交わし、ロボを美味しくいただきながら、語り合い、踊り、楽しみあった。
宴はあっという間に過ぎ、参加者一同は本当に気持ちが一つになり、別れ難い中ハグを交わして会場を後にした。
本来はもっとゆっくり出来る予定だった。しかし、サイクロン接近により翌朝予定の国内線が飛ばない危険もあったので、深夜に出発して新たに予約した国際空港近くのホテルへの移動を決断。
バスの中では、勝った喜びやツアーでのいろいろを語り合い、大いに盛り上がりながら深夜2時前にようやく到着。
現実に、国内便はキャンセルとなったので、状況を読んで手を打っていくことの大切さを改めて感じさせられた。そういう変更も、スマホを通じての情報収集と、ツアーメンバー全員に的確な情報が伝わるから出来ること。テクノロジーの進化がもたらす恩恵は、本当に大きいものであった。
4日目
予定外の、楽しい雰囲気のリゾートホテルでの朝食を楽しみ、帰宅準備を済ませ移動した空港でチェックイン。
その後飛行機に乗り込むまでの間、柴谷ヘッドコーチと選手たちは個人面談を行い、今ツアーの反省から将来のチームづくりへ活かす方向性を見出そうとしていた。
現地時間2時過ぎ離陸。
そして14日夜、成田空港へ到着。本当にハッピーな時間を過ごせたメン
バーたちは、最後の記念撮影を済ませてツアーを終了。それぞれの家路へ着いた。
暖かく応援をしてくださった皆さまありがとうございました。
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